中野です
3月28日に佐賀県で日本妊活協会の北川さんが一般向けセミナーの報告をします。
前回もお伝えしましたが、
ウチの協会が一般セミナーに力を入れる理由は、
妊活の「概念」を変えるためです。
「妊娠は病院がさせてくれる」
「検査で引っかかったらもう妊娠できないかも」
という概念を変える事です。
これは、相手の方の為でもありますが「世の中」を変えるきっかけになります。
母になる女性が、自尊心を失ってどうするよ。
ましてや自尊心を奪ってどうするよ。
悩みというのは、単に克服するだけだともったいなくない?
悩んだ分学べば、悩みが得になるじゃん。
それが日本妊活協会の最大の理念です。
そんな理念を背負って佐賀で奮闘してくれている北川さんのセミナー
まずは、「心について」
北川さんは理学療法士という事もあってちょっと小難しい話もしましたが、そこは置いておいて・・・
まずワークをやりました。
・紙に○を書いて、太陽のように回りに10本線を引きます
・その10本に「最近あった嬉しいこと」を書きます
・隣同士でシェア
ここまでで会場の空気が一気に温まりました。
そして北川さんが一人ひとり全員に
「良かったこと」「自分が無になれる状況」「リラックスできる状況」を聞いていきました。
ホワイトボードには、楽しいこと、自分の好きな事等が沢山書き込まれました。
あのね、本当にシンプルで超重要で、超一日が変わる方法お話ししますね。
単純に、このホワイトボードに書かれた事。
これを友人や夫婦の会話にしてみなってこと。
当たり前だと思いますか?
これが当たり前じゃなくなってるんですよ。
僕も開院当初は手技ダケが大事だって思っていましたが、
何千回も向き合って、こういう当たり前のことが抜けてたんだな~ってとても感じます。
そして逆に、
ストレスを感じる事、特に「私は」「妊娠できない」「私は」「ダメだ」等の思考は、
脳に関連付けられて思い込みになりやすいという事を北川さんが話してくれました。
この「思い込み」これこそが「概念」です。
これをまず変えないとね。
そして、その後は栄養の話。
特に卵子を一つの細胞と取られると、
細胞がどういう状態であるべきかが大事です。
今回は特に細胞膜である油についてお話しをされていました。
文献でも弾力性がある細胞の方が体外受精の成功率が高いとのことでした。
もう既に僕らの中では当たり前になっている、
トランス脂肪酸や、普段調理に使う油や加工食品からのオメガ6の過剰摂取に気を付けることが最優先ですね。
意外と、まだまだみんな知らないことですから。
そして最後に、僕の方から伝えたのは、
僕と北川さん、「男だけ」にしか伝えられないこと。
男はみんな言葉にしなくてもみんな心配している。
どう声かけたらいいか、励ましたらいいか分からない。
「夫は無関心」と言っている多くの女性の、旦那さんをカウンセリングしてきて、
ほとんどの方が「自分が原因ではないか」とネットで男性不妊を検索したりしている。
でもそこを、無理に分ってあげようとか、
自分の苦しみを分からせようとしなくていい。
夫婦の会話は「今日あった良かった事」
男の事については僕ら男を頼ってほしい。
そこから夫婦で妊活について話す機会をつくればよい。
という事をお伝えしました。
究極にシンプルに言えば、僕が良く臨床でも伝えることですが、
「生理がきて落ち込むのもよし。しょうがない事。
でも、今日一日を良かったと思えるようにすること」
じゃないですかね。
そこかがスタートだと思います。
では、皆さんの臨床のヒントになれば幸いです。
そして、みなさんも仲間になってください。
大丈夫です。誰でもできますから。
中野