中野です
今日は副腎疲労の治療について書いていきます。
まずは、カウンセリング(精神面)ですね。
先日いらっしゃった新規を例にお伝えします。
こちらの新規の方も言っていましたが、とにかく不妊治療をしている方は
自分の体に自信を持てていなかったり、
この先の道筋も無いまま、人工授精や体外受精をすすめられて迷っている方が多いです。
病院からも、自分の体のサインからも「自分が悪い」と言われ、
パートナーの方に申し訳ないと思っていたりしています。
なので、基礎体温や月経、体の指標等で自信を持ってもらえるものを伝えて下さい。
また、目先の目標を伝えてあげて下さい。
昨日の新規の方は、基礎体温が整わない悩みがあり病院でのホルモン療法・タイミング療法でも良くならず、
そのまま2か月前に人工授精をし、今体外受精も進められているそうです。
でも基礎体温を見ると、明らかに排卵がないんです。
何故人工授精をした?
何故タイミング療法をしている?
そして本人も、こんな状態で体外受精って大丈夫?ととても強い不安を抱いていました。
どうしていいのか分からないようでした。
タイミング療法の受診でも毎回「卵が無い」と言われ通院先も妊婦さんが沢山いて辛いと。
しかも、
立眩み、朝の異常なダルさ、甘いものが異常に欲しくなるといった症状もありました。
なので、
ホルモン状態の改善も副腎疲労の改善がキーであることや、
病院の役割と、現状の通院する意味等を伝えました。
そして、目先の目標として副腎疲労のサインの改善と排卵することにして、
もし病院で体外受精を望むならこの目標を達成したらパートナーの方も含めて改めて考えていくことにしました。
おそらく、通院も一旦休憩するかと思います。
こういったケースは結構多いです。
PMSも実は副腎疲労だったということも沢山あって、
ただ単に現状と目標を一緒に整理するだけで改善する方も多いです。
副腎疲労の方にいきなり「甘いものがいけないですよ」なんていうのはキツイです。
まずは、こういった心の整理をすること、
そして栄養状態が改善して甘いものが必要にならなくなる状態を作ることが大事です。
明日は、体の状態と治療の道筋についてお話します。
中野