中野です
いよいよ副腎疲労の最後です。
前回は、副腎を意識して治療する場合、
副腎を狙って(脊柱や反射点)治療するというより、
血行の改善や栄養状態の改善から心や体を整えることが大事だとお伝えしました。
今日は、ホルモンです。
そもそも、副腎疲労をおこしやすい人は季節の変わり目や人間関係、仕事の忙しさの波で、
アトピーや生理周期の乱れが起こりやすい印象です。
このどちらにしても、関係しているのはホルモンです。
なので、ホルモン分泌に関係する場所を一緒に意識して治療していく必要があります。
ホルモン分泌に関わる場所は沢山ありますが、
基本的には、肝臓・生殖器・脳を意識するといいと思います。
肝臓の解毒等の仕事が増えないように、食事のコントロールや門脈血が汚れないような目的での内臓治療です。
生殖器であれば、腹腔内圧や腹腔内の臓器のバランス、大腰筋のバランス、骨盤の歪みによる、
主に卵巣の血行不良等です。
脳に関してはクラニアルになると思いますが、
基本的には内臓をいい状態にしておくと頭は動きやすくなるのでそこをまず改善してください。
また、体液が汚れているといくら脳脊髄液の循環を促しても脳は苦しい状態になるので内臓治療は必要です。
その後に、クラニアルをやる際はシンプルに言うと蝶形骨が生き生きと動くイメージをもって触れて下さい。
難しければ、まず前頭骨の固着や動きを整えてから行うと比較的スムーズにいくと思います。
最後は、だまされたと思ってそっと相手の身体に触れて、いい状態になった各臓器をつなげるイメージを描いてください。
まあゴチャゴチャと書いてきましたが。
まず一番大事な、相手が自分の過去や今を受け入れること、そして未来に少しでも希望の道筋ができること。
これが、不妊と副腎疲労には一番大事だと思います。
治療家独りよがりの治療にならないように気をつけて下さい。
では、今日も頑張っていきましょう。
中野