中野です
久しぶりのブログ更新です。
来週からは、協会員の方と一緒に発信していきます。
今回は子供の治療についてです。
先日の新規、生後4か月で全身のアトピーが酷い子。
普通なら子供の体を診ると思いますが、
僕はお母さんに、
強い「罪悪感」と「迷い」
を感じたのでここにフォーカスしました。
お母さんは、この2カ月あらゆる情報を探して試したそうです。
それでも、
「他にできることはないでしょうか?」
と聞いてきました。
なので、僕は
「普通に子育てをすればいいと思いますよ」
とお伝えしました。
この子に感じたのは、刺激に対する興味のなさでした。
4カ月なのに背中も首も「すわり」が非常に弱い。
子供は施術だけでなく、
刺激→興味→行動→成長
の中でずいぶんと体は良くなります。
なので僕は3点をお伝えしました。
1つ目
「今やってきたことで一番効果を感じ、信じられるも」
をまず信じてやってみること。
それは脱ステの皮膚科で習った「脱保湿、脱お風呂」でした。
世の中空気悪いし、今毒が混じった花粉が飛んでるので、
通常洗ってスキンケアをすすめますが、
あえて、今やってることを継続してもらうことにしました。
2点目は「今も大事、でも未来に目を向ける」です。
僕も娘がアトピーなので目の前の事をどうにかしたい
気持ちはとても分かるので共感はしましたが、
一番は、この子が3歳4歳になったときに
学校やプールを楽しんでいる姿です。
そして、親の罪悪感は何をしようとも、
子供からの「生んでくれたありがとう」や「自分が好きだ」
という言葉以外ではぬぐえないのです。
僕も親として感じています。
なので子供の未来を信じることをお伝えしました。
3点目は「子供への刺激」です。
この子は遊ぶようになったら掻く頻度が劇的に減るでしょう。
なので遊び方をお伝えしました。
子供は、ママを追いかけたり、褒められたり、
遊びたくて寝返り等成長します。
この子は、
僕のお腹の上にうつ伏せにしても
僕の顔を見れる身体能力もなかったので、
単純に前向き抱っこして、
葉っぱを一緒に触ったりの活動で十分体の背部の活動が促せました。
簡単でしょ?普通の子育てでしょ?
でも、お母さんは
「そんなことでこんなに子供が反応するんですね。
実は周りから可愛そうといわれるのが嫌で、
外に出てませんでした」と言っていました。
これからは一緒に外へ出て遊んでみるそうです。
そうすると何が起こるかというと、
子供がどんどん出来なかったことができるようになるので、
「辛さ」ダケの中に「嬉しさや楽しさ」が出てきます。
「症状」だけでなく「成長」に目が行くようになります。
子供は褒められるのでうれしくてもっと成長します。
来てくださった子とママは、
一年後には、キレイな手を握ってお散歩してるでしょうね。
いつも言ってるけど「難しい」ことより「当たり前」
のことをあえて伝える器も必要ですよ。
結構みんな、
カッコいいこと言ってごまかしてない?
そして、セラピストも同じく、
色んな治療法試して迷ってる人が多い。
というか飽きちゃうんだよね。
探求心が少ないから。
もっと自分のやってること、自分の人生経験を信じて生かして
向き合ってみてはどうでしょうか?
中野