子宮の緊張の取り方
中野です
今回は子宮の緊張の取り方です。
子宮の緊張は、
月経に影響します。
月経に影響すると排泄に影響します。
子宮内の排泄に影響すると、生殖能力に影響します。
しかも、そんなに難しいことではなく、
みなさんが今できることで十分対応できますので、
臨床の参考になればと思います。
子宮はとにかく様々な「補正」を受けます。
・姿勢の問題
・内臓の構造的問
・解毒(排泄)のステム的な問題
・精神的ストレス(感情)の問題
等です。
この他にも沢山あると思いますが、9割はこの4つで取れると思います。
姿勢の問題は、
足部からの運動連鎖で骨盤の歪みや動きに影響がでます。
精神状態や内臓問題でも姿勢は大きく変わります。
特に子宮と、
舟状骨・腓骨はとても関係が深いです。
子宮のアプローチで、中足部・膝の動きの改善はよく見られますし、その逆もあります。
そして骨盤の状態がモロに子宮に影響するのはみなさんお分かりだと思います。
しかし、
臨床で一番多いのは「内臓」と「心」の問題です。
内臓に関しては、
・春から梅雨は圧倒的に腎臓です。
単純に、カーフ(ふくらはぎ)のポンプだけでかなり変わります。
・夏場も引き続き循環器系に加えて意外に肺です。
夏に循環器系が弱ってる方は「汗をかかない」方が多いですね。
肺に関しては汗をかかないと皮膚代謝が低下し、結果的に肺で呼吸(体温調整)や
解毒をするハメになるからです。
・秋から冬に関しては主に脾臓と肝臓です。
食欲が増すのと体温の調整、血液量の調整、そして風邪をひいたりするからです。
こうやって、
臓器のアプローチをしながら子宮の状態を確認してください。
精神的な問題に関しては、
クラニアルをやると分かりやすいです。
多くの場合は、矢状縫合を緩めると子宮が緩みます。
これはビックリするくらい緩みます。
特徴としましては、
・下腹部全体に張りがある場合や子宮の歪みが強い場合 ⇒ 内臓問題
・子宮だけが緊張している場合 ⇒ 精神的な問題(クラニアルやカウンセリング)
が有効です。
また、
エネルギー的な話になり表現しにくいのですが、
子宮は緩んでいるのに子宮に「存在感」が無い方も心の問題が大きいです。
先日来られた方も、
子宮にかなり緊張があり、
「病院では検査で問題がないといわれたのに妊娠できない・・・」
と悩んでしました。
運動も好きで食事にも気を使っている。
夫との関係も良好、という方でした。
循環器系の問題も良好だったので、
当然カーフのポンプや骨盤調整をしても子宮の緊張に変化がありませんでした。
しかし、
矢状縫合と顎・耳の調整ですぐに緩みました。
仕事もやめて現在楽しく生活できているようでしたが、
前職の仕事が小学校の教師をやっており、
その仕事での出来事がひっかかっていたようでした。
今後は、
頭のセルフケアと内膜への栄養(この方の場合主にタンパク質)を考えた食事指導をして、
子宮の状態をあげていこうと思います。
みなさんがもし臨床でやる場合、
・下腹部の張りのチェック
・みなさんができる手技
でやってみてください。
みなさんの手技で、
良い結果が得られたら僕に教えてください。
僕ももっと臨床例を知りたいので、協力お願いします!
中野