中野です
昨日、協会の会員の方向けに発行しているニュースレターの10月号ができました。
そこにちょくちょく「オートファジー」という言葉が出てきます。
先日、
ノーベル医学生理学賞を東京工業大学栄誉教授の大隅氏が「オートファジーのメカニズム解明」で受賞されました。
このオートファジーというのは、
古いたんぱく質や細胞内の汚れ・細菌を膜で包み破壊し消化する細胞の機能です。
大分前からこの細胞の機能には目をつけていたので、
妊活協会から販売されているサプリメントにもこの機能が含まれています(ちなみに特許を持っている成分です)。
妊活とどうつながるかにつては、
「細胞の質」を考えたときに受精卵の成長に大きく関わります。
これは知られていることですが。
僕は、
この成長の過程で受精卵が胚盤胞へ成長した際に、この胚盤胞の状態が流産と大きく関わるのではないかと思っています。
詳しくはニュースレターに書いたのですが、
この記事の流れの中ですでに3つ、
これまでの常識とは違う考え方とアプローチが入っています。
①サプリメントにつて
サプリメントを作る際に「マカや葉酸を入れて、妊活っぽく作ればいい」というアドバイス(?)を頂くことがありました。これが妊活サプリの常識です。
でも僕は細胞の機能に着目したサプリを信頼ある会社と作りました。
②受精卵の質について
生殖医療の常識では、受精卵の質は大きさや分割といった「見た目」にフォーカスされます。しかし、実際には細胞自体が自分で成長をし、生き残る生命力という「中身」に着目したアプローチが必要だと妊活協会では考えて言います。
③流産について
一般の医療では、染色体異常や甲状腺の問題と言われています。
甲状腺においてはどこを調べても実は全くエビデンスが無いのにもかかわらず「これが流産の原因」とされ、ホルモン療法がおこなわれています。
僕自身もエビデンスは出せませんが臨床上、流産率が確実に減る傾向を把握しています。そこから仮説を立てると、染色体異常に加え大きく影響するのが胚盤胞の生命力が胎盤循環の形成をどこまで作れるかだと考えます。
これら①②③にいずれにも今回ノーベル賞を受賞したオートファジーが関わってきます。
世間の常識が正しいのか?
その常識と自分の考えを比べる必要はありません。
いちいち、常識を否定して自分を正当化する必要はありません。
貫くことをあきらめなければ、
少しづつ浸透していきます。
そこに「信頼」をしっかり重ねていけば、
広く世間でも受け入れられると信じています。
僕はノーベル賞は取れませんが、
ノーベル賞を取る先生方は常識を覆したからとれたんですよね?
中野