中野です
昨日は新規の方でこんな相談を受けました。
結婚1年半位からレディースクリニックに通うこと2年。
基礎体温を見せていただき、
その体温表には、
体温、治療経過、内膜の状態等が丁寧に記載させていました。
問診票や基礎体温表、そしてご本人の表情で、
お悩みや、これから一緒に何をしていこうかは絵で浮かびます。
この方は「妊娠したい」でも
不妊治療から2年が経過し、
「なんで?妊娠できないのか?」と苦しんでいました。
でも、
選択肢は「不妊治療」しかない。
こういった悩みを持つ方をはじめ、
難病に悩む方のほとんどの方が僕らの存在を知らないからです。
クロミットを飲み続け、
内膜が薄くなり、
薬を変え、
卵巣が腫れ、
ついには周期が乱れ始めてしまった。
この方の「良いところ」は数年間の体温表を見ても、
元々、ホルモンバランスは良いという点です。
ホルモンバランスが良いのにホルモン剤を2年間服用する必要があったのか?
逆に生理痛や基礎体温が高いのに、冷えを自覚していること。
そして卵管閉鎖の手術をしていること。
とにかく強い不安を抱えていること。
ここに大きな「伸びしろ」が沢山あります。
状況的にまずは血行と炎症に対する心や生活、整体のアプローチですね。
できることは違うところにあるのに、もったいないですね。
あとは、表情を見ていても本当に苦しかったんだな。
って思いました。
そして途中で涙を流し
「とにかく、どうしていいか分からない」
みなさんも本当に、
もったいないって思わないですか?。
何がもったいないかっていうと、「時間」です。
無駄な時間を過ごした、と言いたいのではなく、
もっとこれまでにアドバイスできたらって強く思います。
この方も含めて、
最近結婚して間もなく、
不妊治療を始めるケースが多いです。
・もともと婦人科系に悩んでいて結婚後にそのまま治療に入る人
・30代での結婚で不安があるため「とりあえず」検査に行きそのまま治療に入る人
こういう悩みを持つ方が本当に増えています。
増え続けることは間違いないでしょう。
治療家として、
こういった現状を見て見ぬふりできますか?
これからの時代は、
各治療院、
各手技団体がもっとメッセージを出していくべきです。
治療家同士ばっかりと付き合っているようでは何も変えられないどころか、
どんどん僕らの価値は認められない状況に追い込まれます。
よく「業界が盛り上がってる」
という方がいます。
業界内だけの視点で見ているからです。
状況は良くはなっていません。
厳しくなっています。
患者さん、地域、国から認められる存在になりましょう。
そのためには、
情報発信と共感の輪を広めるしか方法はありません。
だから、
毎日発信しましょう。
僕のブログを参考にしてもらっても構いません。
ただし、
自分の言葉で、感情を載せてメッセージを書いてください。
毎日やりましょう。
中野