中野です
今日は体調を崩していますが、
ここ最近とても心も体も軽いです。
僕は、
こう見えて思ったことをあまり素直に人に伝えられません。
嫁さんにもそう、友達にもそう。
だから、これまで友達とあまりつるんで来ませんでした。
心にも体にも色んなものをため込んでしまいます。
そのため20代前半には、うつ状態になり、
一人暮らしだったのもで、何か無駄遣いをしたわけでもなく、生きるために借金をしていました。
口の周りにもニキビが沢山でき、
いっつも体が重く、何もやる気がしませんでした。
妊活を頑張りすぎてる方、
体のことで悩み過ぎている方を見ていると、
なんかあの頃の自分を見ているように感じるんです。
頑張りたくないわけじゃない、
生き生きとしたくないわけじゃない、
でもやる気がしない。
地に足がついていないので言い訳が口に出てしまう。
自分ではコントロールできない。
心配してほしいけど、
心配してほしいと言えない。
頑張ってるふりをするために、
見かけ上色んなことに手を出してみる。
こんな僕が変わったきっかけは、
「捨てる」ことでした。
最近、いとも簡単に捨てることができます。
それは地に足がついてるからです。
地に足がついているということは、
今自分がどこにいるかが分かっているということです。
多くの妊活の方の悩みは「迷い」です。
殆どの方が「どうしていいかわからない」と言いながらも、
はっきりと「こうしたい」というものを実は持っています。
こうしたいけど、自分が今どこにいるのかわからない状況です。
一体自分には何があるのか?
ここがスタートラインです。
それはどんどん捨てることで気づけます。
とことん捨ててしまえば結局残ったものは、
自分とパートナー位しかありません。
サプリメントもやめ、薬もやめ、食べるのをやめたら、
空っぽになった状態の自分の状態しかありません。
そうして、
美味しいものを食べたいのか?
体を動かしたいのか?
抱きしめてもらいたいのか?
泣きたいのか?
○○って言ってほしいのか?
どこかに行きたいのか?
次の誕生日まで一旦不妊治療を休みたいのか?
年内に体外受精に挑戦したいのか?
パートナーと二人で幸せに生きていければいいのか?
お金も時間も全てできることにつぎ込んで後悔しないようにとことんやるのか?
こうやって、
今いる場所と、自分の目標を決めることがとても大事です。
なぜなら、
妊活をしている時間も自分の人生だからです。
妊活の方が不妊治療に費やす3年、5年、10年はとてもかけがえのない時間です。
僕は、
その時間を大事にすることが仕事だと思っています。
先日も投稿した、膵臓の腫瘍の方。
一回の来院と一通のメールで、
「あのやる気が出なかったのは何だったのか?」というくらい、
毎日自分の時間を生き生き生きています。
僕はたいして何もしていません。
ただ、「どうしていいかわからない」から「実はこうしたい」を引き出し。
「それでよくない?」
と伝えただけです。
このプロセスの中に、
専門知識や僕の積み重ねた人生・臨床の知恵を使いました。
まずは、排泄。
心も体もです。
そして残った自分の立ち位置と、「こうしたい」という目標。
あとは、向かうだけ。
ただ自分自身と情報というものが常に邪魔をしてくるので、
一緒に修正することが大切です。
これができない症例の場合、
僕が素直に向き合えてないか、僕自身があきらめてしまったか。
実は相手に本当に目標がなかったか。
猛反省はしょっちゅうありますよ。
まだまだ成長が必要ですね。
中野