中野です
ここ数日は肝臓にアプローチすることが どのように妊娠しやすい体につながるのか、についてお話しています。
今回は、免疫です。
免疫とは何か?
こういったことは教科書的ににどうこうとうより、自分の臨床感というか、人間において免疫ってなんなのか?
ということをいつも考える必要があります。
僕はシンプルな考え方がとても好きです。
僕にとって免疫とは、内部環境や外部環境にたいする適応能力だと思っています。
それは、人間関係やストレスを回避するための考え方等も含めてです。
今回肝臓においては、 「体力」という面での免疫です。
肝臓は色んな栄養素を代謝したり貯蔵する場所です。
なので肝臓が疲労すると当然体力が落ちます。
不妊症の方は特に体力が無い方が多いです。
妊娠~出産、そして子育ては本当に体力がいります。
これに耐えうる体力がなければ妊娠に至らないというケースも多いです。
当然、内臓は一つの臓器だけで一つの機能を補っていないので、
免疫にかかわる他の臓器と一緒に機能を上げていくのが効果的です。
さらに、前回のホルモンと絡めて話すと、
肝臓で作られるホルモンの原料は
・副腎でのストレス処理(免疫)と
・下垂体や卵巣でのホルモン(生殖)
に関わります。
また、肝臓の解毒機能や胆嚢と絡んでの消化への影響が小腸(免疫)の状態に大きく影響します。
なので、肝臓は間接的にも免疫に大きく影響します。 こういったことも考えて肝臓にアプローチしてみて下さい。
中野