中野です
今通って下さっている小児アトピーの子についてお話します。
この子は、現在8か月で2ヶ月位前に初診で来ました。
とにかく全身のアトピーが激しく、顔と足は火傷の様にグジュグジュでした。
現在、かなりキレイになっています。
行った対応は大きく3つ
①この子の肝機能の向上と下垂体機能向上
②スキンケア
③お母さんの栄養指導(おっぱいの質の改善)
です。
ここから、これに加えて、
④成長の促し
が大事です。
この子は「掻かないように」と腕を縛られることが多かったようで、
しかもあまり外出機会が少なく色んな意味で刺激が不足していました。
現在8か月で寝返りをしません。
最近ではハイハイをせずに歩く子も多いようですが、
ハイハイの時期に頸椎と腰椎の前弯が作られます。
この子のお母さんはストレートネックですが、やはり赤ちゃんの時期にハイハイをしないで育ったようでした。
今日はこの子の寝返りの促し方をお伝えしました。
寝返りもそうですが全てにおいて子供の成長は好奇心とそれに向かう行動で促されます。
この子の「遊びたい」という欲求を視覚から刺激し、
目⇒首⇒腕⇒体幹⇒下肢へと波及させました。
すると、僕がほとんど触らずに寝返りをし、自分で仰向けに戻る事も出来ました。
もし、誘導する場合は体幹 ⇒ 下肢の反応が出たところで、
下肢を誘導して寝返りをサポートしてください。
こうやって成長を促すことが小児アトピーへの対応に超大事です。
まずは、自分の子供や友人や親せきのお子さんと遊びながら観察してみて下さい。
中野