こんにちは、日本妊活協会の清水です。
先日来院された妊活サポートの患者さんについて報告いたします。
46歳の方で流産経験が2回あり、今まで病院での検査や人工授精・体外受精などはしたことがなく、あくまでも自然妊娠を望んでいました。
「病院に行くと気分が落ち込んでしまうから行かない」
と言っていました。
まさにその通りだと思います。
46歳という年齢ですので病院に行ったとしたら指摘されるのは
・卵子の老化
・AMHの低さ
・妊娠しづらさ
・ホルモンを安定させるために薬を使う
などは間違いないでしょう。
妊活にあたってメンタル面は非常に大切です。
人工授精・体外受精に向かうにしても土台をしっかりしておく必要があります。
その土台とは
・メンタル(精神面、ストレスケア、目標設定)
・インナー(食事、サプリ、ファスティングなど)
・アウター(整体などの調整)
になります。
ここがしっかりした上で、人工・体外受精に向かわれるのであれば成功率は上がってくるはずですので、患者様には土台をしっかり整えていくことを伝えています。
基礎体温表を見せてもらいましたが、大きなストレスがかかる出来事があってから周期が安定しなくなったとの事でした。
そして安定してない周期は高温期に体温があまり上がっていません。
病院では直近の2ヶ月くらい排卵してないと言われたそうです。
自覚症状としては
・むくみ
・冷え
・不眠
・肩こり
・起床時の腰痛
・疲れ目
などがありました。
まずは「生理周期が整って、自力で排卵できる状態」にしていくことを目標に設定しました。
これが土台のメンタルの部分です。
そして症状を改善し、妊娠しやすい状態にしていくために食事の内容を聞くと
・週1回はパン食でマーガリンを使う
・コーヒーを1日2~3杯飲む
という事でした。
土台の2つ目インナーの部分のアドバイスとして、
・マーガリンをやめる
・コーヒーをまずはカフェインレスにする
マーガリンはトランス脂肪酸ですので、避けるべき油の1つです。
細胞膜を硬くしてしまう事を伝え、卵子の質のお話をしました。
それから土台のアウターを整えていきました。
実際に体を検査して感じたのは
・骨盤の硬さ
・アライメントのズレ(肩、骨盤ともに左下がり)
・左背中のハリ
・右腎臓への負担
です。
立位の状態では全体が左下がりでしたので、左の臓器に負担がかかっているかと思いましたが、逆に右腎臓の負担が大きいようでした。
循環を改善していくために
肝臓→横隔膜→脾臓→腎臓
と調整したところでもう1度座位での検査を行うと、骨盤は動くようになり背中も柔軟性が出てきました。
その後頭を調整して、頭蓋骨にも柔軟性を出していきました。
睡眠不足の影響か、かなり頭が硬い状態でした。
ホルモンを出すのは脳ですので、その入れ物である頭蓋骨の状態が良くないと伝達がうまく行きません。
まずは頭・体を整え、食事を変えて土台を作っていく必要性を認識してもらい、方向性を示していきました。
ゴールは妊娠ではなく、健康で幸せな生活を送るその過程に妊娠があるという位置づけで妊活サポートをしています。
今回は初回施術後に感想を頂きましたので紹介いたします。
「妊娠希望で来院しました!
年齢的な事と、身体の不調(不眠など…)があり、先生に診てもらいました。
身体が軽くなり、ぐっすり眠れそうです。
食事の指導などもして下さり、来院して良かったです。
希望を捨てずに、前向きに頑張ろうと思います!」
あくまで自分たちに出来ることはサポートですが、妊活の時間も人生の大切な時間ですので、後悔の無い時間にしてもらえるようにサポートしています。
今後の参考にしてもらえれば幸いです。
日本妊活協会
みらい整体院
清水