こんにちは。日本妊活協会の尾倉です。
不妊の患者さんはひとりになりやすい
ストレスにさらされたり、治療を受けたり妊活の主役は女性になることが多いですね。
特に不妊治療となると男性に出番はほとんどありません。
なので、どうしても女性が孤独になりやすい。
そして治療や妊活が長引くほどに、妊活についての夫婦間のコミュニケーションも少なくなり
女性が「独り」になってしまいやすいんです。
でも実は男性も凄く悩んでいたり、独りでストレスと戦っていたり、苦しんでいるケースは少なくありません。
そういう僕も妊活をしていた頃そう感じていました。
どう感じていたかというと、
「生理のたびに酷く落ち込む妻にどう接したらいいかわからない」
これは妊活をしている男性に一番多い悩みだと思います。
自分が愛した人、大切な人が横で苦しんでいる姿になんとか手を差し伸べたいと思っているんですよね。
でも自分が治療を受けるわけでもない、何ができるのかわからない。
だからどう声をかけていいかわからず、また変に気遣うと逆に彼女を傷つけるんじゃないかと思うと
そっとしておくしかない。そう思うんです。
コツは旦那さんを巻き込むこと
だからこそ、僕たちの講座では「旦那を巻き込め!」とお伝えしています。
男性も苦しんでいるんです。でも男のプライドもあるから、女性の前でなんて弱みを見せられない。
またリアルに悩んでる男性もいます。
講座に来られた方ならわかると思いますが、妊活をすすめるうえで大切な要素は
・心の状態
・食のあり方
・体の状態
です。そして大切なのが解釈を変えたり、目標を明確にしたり、自尊心を取り戻すこと。
車で言うとアクセルとブレーキの使い分け
ここからスタートしないと思うように進んでいきません。車で言うとアクセルとブレーキを両方踏んでる状態。
だからまず、ブレーキ、アクセル両方から足を離して、行き先を決めてからアクセルを踏むんです。
ちょうど先日僕の院に来られたご夫婦のご主人を施術しているときにそんな話が出ました。
いつもと同じように心の状態、自尊心のお話をしてご主人の施術をしていると
「自尊心って大切ってよくわかりました。これが自尊心に関係するのかわからないですけど、以前友人との飲みの席で“種無し”ってからかわれて、それ以来終わりに元気がなくなるんです。」
すごく傷ついたと思うし、自分が原因なんじゃないかって不安になったり、色んな想いが交錯していたと思います。
そんな中でそれを伝えてくれた勇気に感謝ですし、大丈夫だよって心で思いました。
それで、
「変なこと聞きますが、朝だちってありますか?」
すると、
「はい。ほぼ毎日。」
「だったら大丈夫ですよ!心の問題でしょうね。朝だちがないと内臓が弱ってる証拠ですが、それなら大丈夫です!奥さんと思いっきり楽しんでください(^o^)」
で、次に来られた際には
「先生、前回お話したやつ大丈夫でした!」
って声をひそめ、笑顔でOKサインを出しながら話してくれました。
男同士だと聞きやすい冗談
男同士だと飲みの場で、冗談でそんな会話をしていることがあるのかもしれませんが、妊活に取り組んでる人からすると冗談で済まされないんですよね。不安になるし、自尊心が傷つくんです。今回のご主人もそれが原因でうまくSEXができなくなっていたんです。
今回の件もご夫婦で来てくれたからお話できましたが、来てくれないとお話を聞くことすらできません。
なので、「旦那を巻き込め!」をぜひ行動に起こしてください。
そして女性だけでなく、男も不安なんだ!ってことを理解しておいてくださいね。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
日本妊活協会認定院
奈良めばえ整体院
尾倉 弘真