中野です
今日も初診の対応についてお話します。
なぜなら、初診の対応が最も大事だからです。
それは、初診で新しいスタートラインに立ってもらいたいからです。
僕の場合は問診票はとてもシンプルで、
お聞きすることもとてもシンプルです。
どうしてきたの?
どう感じたの?
どうしたかったの?
これからどうしたいの?
基本的にこの流れです。
本当に妊活中の方に多い悩みが、
「不妊治療から受けた恐怖」です。
今日いらっしゃった新規のお1方は、
・病院で一切問診を受けず診察台で子宮にエコーをされた
・その上「ちゃんと来なさい」といわれ、頑張って仕事を休んで行ったのに「こんなタイミングで来られても意味ないよ」と怒られた
・病院を変えたら基礎体温をみて排卵してないんじゃないの?
といわれピルを処方された
・さらに以前病院で「AMHが低いから妊娠厳しいかもね」と言われた
ここまで来ると誰でも「私は妊娠できない」
って、頭で考えなくても潜在意識に入ってしまいます。
なぜなら、
さんざん「あなたは妊娠できない」って言われ続けてるからです。
基礎体温を見ると、周期・体温ともにとても優秀で、
そのあたりをお伝えすると本当に「ほっ」としたようです。
排卵もしっかり毎周期あるので、正直薬を処方された意図がよくわかりません。
またAMHに対する正しい知識をお伝えしたら、
さらに「ほっ」としたようです。
そこからこの方の「伸びしろ」をお伝えしました。
ここからが、スタートですね。
もう一方は、
・長いこと不妊治療でホルモン療法を受け
・次第に薬も効かなくなってきた。
・そして人工授精も5回うまく行かず
・最終的に体外受精に挑んだが卵が分割しなかった
この流れはとても多いです。
何年も「心」と「体」と「卵巣」に負担をかけてから
体外受精に移行しているパターンです。
この流れだと
「体外受精=最終手段」「体外受精失敗=望みがない」
というのが潜在意識に入っています。
この状態だとどんなに良い情報が入ってきても、
良いイメージが抱けないので、充実した妊活生活を送れません。
ここでも、
良いイメージがいだけるように、
作られた常識を壊してどんどん外していきました。
そこで大事なのは、「伸びしろ」を伝えることです。
それは腰痛でも肩こりでも頭痛でも生理痛でも何でもいいです。
そこが「伸びしろ」です。
そこからちょっと背中を押すだけです。
あとは小さな成功体験を沢山していくこと、
それを誰かに自分の言葉で伝えて、一緒に喜ぶことですね。
妊活に限らず、
最近頑張りすぎの人が多いので、
あえて「的確で適当」を意識しています。
それを伝えるために、
僕は基本的に適当に生きていますよ。
中野