こんにちは。
日本妊活協会代表の中野です。
前回の記事では、フォローセミナーで行った症例検討のお話をしましたね。
その中で出てきたキーワードは「多嚢胞性卵巣症候群」でした。
ただでさえ婦人科疾患の方を治療院で対応するのは一般的ではないのに、
不妊治療をされている方が来院されるようになると、
聞いたことのない疾患名がドンドン出てくるんですね。
そうすると、
「知らないことを聞かれたらどうしよう汗」って思う方もいるみたいですが、
大丈夫です。
自信を持って「それってこうなんです」って言えれば大丈夫
そういった方に対応するためには、
大事なポイントがあるんですね。
このポイントを外さなければ大抵の疾患名を言われても、
どっしりと構えられます。
受け止める器ができるんです。
そのポイントは、
どんな病名が来ても「病は気からですよ」
といったことを、自信を持って言えることです。
「病は気から」は、あくまで例の話ですよ。
そうやって、
病気って何なのか?疾患って結局何なのか?
人間の体って何なのか?人間の心って何なのか?
ココを考え自分に落とし込むことが大事です。
そして、この哲学をシンプルに相手に伝えられるように繰り返し発信することで、
どんな病名の方がきても対応できる器ができます。
そして、受け止めてしまった後は、
もう病名や疾患なんて関係なくなります。
病名を意識して治療する必要もありません。
相手の方も、受け止めてもらった後は任せてくれます。
西洋医学的な知識もやっぱ必要、その上での我々の哲学にすると相手に伝わる
具体的なポイントとしては、
生理痛、生理不順、多嚢胞性卵巣症候群、早発閉経、
子宮筋腫、子宮内膜症、橋本病、アレルギー、癌・・・・・・
これらに対して、
①一般的な症状は何か
②診断基準は何か
③自分の治療哲学的にはどう解釈できるのか
④相手の方の状態をみてどう解釈できるのか
これができればよいんです。
①~④全部大事ですよ。
「病は気から」「人は細胞でできてるから」
それだけでは足りないんです。
なぜそうなのかというと、
相手の方にとって、
病名とあなたの治療哲学がマッチしてないと納得して治療を任せられないんです。
今は情報社会なので、
病名に対して「病名なんて気にしなくていい」なんて言っても相手の方の、
「私は○○病で、これが不妊の原因だ」って思い込みはなかなか取れないんですよ。
本当に、ここをどうにかしてあげたいですね。
そうすれば、もっと楽に、もっと楽しく妊活ができるのにってホントと思うんですよ。
だから、
しっかり西洋医学的なことも理解したうえで、
自分の治療哲学で解釈するようにしてみてください。
では例として、昨日お伝えした多嚢胞性卵巣症候群の方への対応の例とするなら、
①②多嚢胞性卵巣症候群はどんな症状か、なぜ不妊につながるのか?
⇒古い卵が代謝されず、新しい卵が育たない
⇒染色体常等、状態の悪い卵が排卵してしまう
⇒病院では薬を使って卵巣をリセットしようという治療法
③健康面での考え方ではどうか?
⇒ホルモンバランスを整えて生理周期をまず整えましょう
⇒卵巣の柔らかさを出しましょう
⇒ホルモンバランスは、心、食(特に油)、体(特に肝臓)で改善する
⇒卵巣を柔らかくするにも、心、食、体(特に下腹部の血行)が大事
④あなたの場合どうか。
○○さんの目標は月経周期の中でも排卵までの期間を整えましょう。
それと、基礎体温を見るとたまに無排卵もあるようなので、
排卵しやすいように卵巣を柔らかくしていきましょう。
そのためにできる、整体はコレ、セルフケアはコレ、指標としてはコレです。
といった具合に説明できるようにしましょうね。
このような技術のコツや、婦人科疾患の対処法等の情報を分かりやすく、
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中野