中野です
今日は少し「マインドセットをする」ことについてのお話をします。
「マインドセット」という言葉自体は、
単純に「自分の経験から生まれた考え方」だとは思いますが、
「マインドセットをする」とは、
「なりたい自分と現実の自分の穴埋めをする」
ということだと僕は思っています。
潜在意識でなりたい!と感じているけど、
恐怖等でうまくいかない場合に、
本当になりたい自分を演じれるように思考を「セットする」
ということです。
これがバッチリ決まれば、
最初は演じていても、
次第に無意識にできるようになっています。
つまり逆に、
なりたい自分と現実の自分が一致していれば、
マインドセットはあえてする必要がなく、
マインドセットなんていうものを意識しなくてもよいです。
というか無意識に良い感じでセットできている状態です。
でも大抵の人はあえて、
「マインドセットをする」という行為をする必要があります。
今回の「離脱者に価値は与えられなかったのか?」
というテーマですが、
妊娠という1か0という結果に向き合うセラピストは、
この壁にかなりぶち当たります。
離脱される方の背中をみて相当落ち込みます。
僕も相当苦しみました。
何度も涙をのみました。
そして本当に素晴らしい先生でも、
こうやって自信を無くしている方が多いです。
それは謙虚とは違います。
こういった方々に、
今だから伝えられるんですが、
「みなさんは、相手の方に出会った時点で価値を与えている」
ということです。
さらに、
本人に気づきを与え、
自分で何かを変えることができたという経験ができたなら、
本当にで大きな価値を与えています。
離脱者がいても、
こういうマインドセットをしてください。
「そうはいっても、妊娠する前に離脱したんだからダメでしょ」
と思うかもしれません。
僕もそうでした。
しかし、
妊活サポート専門にして1年位たった頃に、
離脱された方から手紙が届くようになりました。
「体調が崩れ通えなくなりましたが、実は妊娠が発覚しました。
もう先生のおかげとしか言いようがありません。」
「夫に反対されてどうしても通えなくなりました。
でも先生に言われたセルフケアを続けて、なんと体外受精じゃなくても妊娠できました。」
この声を頂いた方々は、
いずれも
理由なくキャンセル⇒離脱
した方でした。
相当心配していた方々でした。
でも離脱した後に幸せになっていたこと、
それを報告してくれたことで本当に救われましたし、
自分のやっていることに自信を持つことができました。
みなさんの元へ来院された方は、
自分達が思っている以上に、
自分達との出会いをターニングポイントにしてくれています。
みなさんも思い返してください。
みなさんが出会った学校の先生、
部活の先生、
友人からもらった言葉、
親からもらった言葉、
師匠からもらった言葉。
これらは、
相手の方以上に、
みなさんにとって印象に残り、
中には人生を変える言葉もあったと思います。
大抵はそれを相手に伝えると「そんなこと言ったっけ?」ってなりますよ。
治療院に来られる方も同じです。
離脱された方も、
みなさんが出した広告を見て心が揺さぶられたと思います。
みなさんの所へ行くのだって勇気が必要だったと思います。
初診でみなさんからもらった言葉にどれだけ安心したか。
みなさんの施術でみなさんの手の温かさ、その感触は忘れないでしょう。
体調も良くなったでしょう。
心が落ち着いたでしょう。
そして、
みなさんが知らないところで幸せになっている方も少なくないはずです。
もちろん、
「もっとできたはずなのに」
「ああすれば良かった」
と思うことも僕も今でもあります。
でもみなさんの、言葉や表情、手の感触は
みなさんの思ってる以上に相手の何かを変えています。
良くも悪くもですが。
だから、
離脱される方にも自信をもって卒業していただけるように、
広告から、電話から、初診から価値を与えられるように意識していきましょう。
「もう出会っただけで価値は与えている」
もし、
自分のやってること自体に自信があるのなら(*これが条件ですが)、
こういうマインドセットで毎日挑んでください。
中野