中野です
今日、ある方の体外受精が午後にあったので、その方を午前中施術しました。
「では、行ってきます」と言って治療院を後にしました。
表情はとても良かったです。
自然妊娠の力になることも大事ですが、こういった仕事もとても大事だと思います。
その理由は、今の不妊治療の病院の現状を知ると分かります。
これから、不妊症にお悩みの方に向き合う方は知っておいてほしいです。
現在日本の不妊治療専門クリニックの数は世界一と言われています。
そして、体外受精の件数も世界一と言われています。
しかし、予約をしても病院では3時間も4時間も待ちます。
「時間がない人は病院での治療は受けれない」という状況です。
しかしながら、日本は不妊症に悩む方が
「不妊治療に積極的になれるか」
「相談しやすいか」
ということに関しては、世界で最低水準です。
治療件数が多いのに、積極的になれない。
しかも、体外受精によって報われる人は多いとは言えません。
人工授精の成功率は一桁、体外受精も40歳を超えると10%以下という数字です。
病院によっては、40歳を超えると体外受精をやってくれない ところもあります。
頼りにしていた病院からそういった対応をされた方はどういう気持ちになるでしょう。
子供と一緒に幸せに暮らしているという未来を想像できる?
妊娠を意識し始めたときから相談できる環境や、初めから「健康問題から変えよう」という選択肢が必要ですよね。
「不妊治療に費やす時間(人生)を一年以内に終わらせられる」社会にしましょう。
中野