中野です
このブログでは、
各内臓と不妊症のかたのアプローチについて書いています。
しかし、その前にもっと大事なことがあります。
それは、これまでかいてきた、
・相手の方の教育
それと、こちら側が
・妊娠ってなんなのか?どんな力か?
そして、その力を感じようとすることです。
治療においてテクニックというのはオマケだと思っています。
まず、自分が目の前のの方に対してどんな哲学をもつのか、
目の前の方に起きている体の不調に対してどう向き合うのか
といったことが最も大事になってきます。
これは誰かに教えてもらうものではありません。
自分が目の前の相手の方に向き合っていく中で感じることです。
理由は、人によって感覚が違うからです。
そして、自分の感覚を信じることが最も大事なことだからです。
みなさんは妊娠する力ってどんな力だと思いますか?
人間には見えない力があります。
持っている能力を、体で表現するために、見えない力があります。
妊娠もその一つです。
妊娠する力は女性なら誰でも持っているはずです。
特別な欠損を除き、構造的にもそうなっているはずです。
しかし、体の状態が改善しても妊娠しない方が多い。
何でなんでしょうか?
それは、能力を体で表現する、見えない力が弱いからです。
この見えない力は、感じようとすれば感じられます。
感じようとしても感じられない方は、やはりまだ妊娠する段階ではないと感じます。
生き物が持っている力は簡単に言うと
・自分の身を守り成長させる
・子孫を残す
ということだと思いますが、
この子孫を残すという力はとてつもなく強い力だと感じます。
もしかしたら、
「自分の身を守る」より強い、
いや、
もしかしたら
「子孫を残す」ために「自分の身を守り成長させている」かもしれないですね。
だから、
・食べるのも
・出すのも
・成長するのも
・休むの
・環境に適応して生きていくのも
結局は「子孫を残すため」これが目的。
他の生き物を見ているとそう思えます。
自分の命と引き換えに子孫を残す生き物もいます。
だから厳しい環境に置かれる生き物ほど繁殖能力が高いです。
人間、特に現代人はどうか?
子孫を残すために生きているだろうか?
厳しい環境の地域ほど、出生率が高いですよね。
結婚して、「そろそろ子供を作ろう」と思うまで「子孫を残す」という「前提」で生きません。
それでも昔は小さいころから「将来の夢はお嫁さん」なんて言っていた時代もあったでしょう。
とにかく
「自分」が中心になってきたこの時代
子孫を残すのも本能というより「欲しいから」という自分のため。
人間(特に日本人)の「子孫を残す」という力は肉体的にも精神的にも弱くなっている気がしす。
というより後回しって感じでしょうか?
肉体においては、子孫を残すどころか自分の恒常性を保つのにすらいっぱいいっいな状況です。
不妊症の方を毎日見ていると、
「生殖」という能力を肉体とつなげる「力」を引き出すには相当大変だなと感じます。
なんとうか、治療って治療が必要でなかった時代に心も体も戻せばいい気がします。
・食事
・睡眠(リズム)
・精神状態
でも、無理なものは無理。
できるだけ、現代社会の中で治療が必要でない心と体に近づけていけば「力」は出てくると思っています。
そして、大事なのはその「力」を本人と治療者が信じることです。
でも・・・・・
不妊治療によって、
・心も体も忙しい
・リズムも食事もメチャクチャでその上薬に耐えなければいけない
・そして、その「力」に対しての自信を喪失している
方が多いです。
もうメチャクチャです。
何のための食事?
何のための休息?
何のための治療?
やってることが本当にメチャクチャ。
どんどん妊娠から遠ざかっているように感じます。
まず、
不妊治療の第一選択
ここから変える必要があります。
病院でうまくいかなかったら補足的な治療で、針や整体に行くのではなく、
まず、健康問題から取り組んでもらう。
そのために、初診での教育がとても大事です。
相手をスタートラインに立たせてくださいね。
中野