中野です
このブログを読んでくださっている方は、
自身の経験や自分の治療院の患者さんを通して「不妊症の方の妊娠をサポートしたい」 と思ってる方だと思います。
そんなセラピストはまだまだ少数派です。
でも、この仕事はとてもやりがいがあります。
自身が不妊を経験されている方はとてもよくわかると思います。
僕は、子供が3人います。
僕の場合は、「子供のいる人生」がとても素晴らしいということをよく知っています。
そして、「子供が健康である人生」がとても素晴らしいことも知っています。
「妊娠サポート」の最大の目的は妊娠することではありません。
「子供が健康である人生」が最大の目的です。
何年も妊娠できない 、
病院にいっても妊娠できない 、
子供が好きで本当に子供がほしい 、
でももしかしたら、 私は子供を一生持てないかもしれない、
つらい不妊治療を何年も行ってきたのに。
気付けば40代間近。
やりたいこともやめ、仕事もやめた。
もう24時間妊娠のことばかり考え、
チョットしたことがストレスに感じるようになっている。
もう疲れたからあきらめようか。
でもあきらめる勇気がない。
もしかしたら次体外受精やればうまくいくかも。
こういった方を、 あらためてスタートラインに立たせてあげて、
妊娠に向けた新し人生をスタートしてもらう。
そして、一緒に楽しく頑張って妊娠報告を受けた時は、 本当にうれしいです。
ただ、この仕事は「妊娠」という1か0の仕事です。
まだまだ僕も、
肩こりや腰痛のように9割が改善(妊娠)するまでの実力はありません。
僕も幾度となく、
「いろいろありがとうございました。やるだけのことはできました。感謝しています。 でも、もう妊活は終わりにしようと思っています。」
と僕のもとを離れて行ってしまったのを経験しました。
人の人生を背負うには、 人に信用をもらわないといけません。
その分プレッシャーや責任はとても重いです。
それでもやる覚悟はありますか?
昨日は3名の妊娠報告をいただきました。
1人は、3年不妊に悩み人工授精も5回繰り返し妊娠できなかった方です。
あと2名の方は何回も体外受精に挑戦した40歳前後の方。
うち1人は採卵もできなかった方。
こういった方の妊娠報告は本当に飛び上がる程うれしいです。
しかし、僕はご本人の前ではそれほど喜びません。
妊娠報告の後にお伝えするのは、
「今お子さんが一番感受性が高い時期です。そして安定期までにお子さんの体のほとんどができてしまします。お子さんが元気に育つように安定期まで頑張りましょうね。」
とお伝えして、15週目で初めて「おめでとうございます」と伝えます。
そして、その後出産までは母親としての教育をします。
子供が健康でいられるための教育です。
子供が元気に育つための妊婦の体等についてです。
「妊娠」だけにこだわらず、その方のお子さんの人生まで背負えますか?
その覚悟がありましたら、
ぜひ私と一緒に妊娠サポートをして沢山の方の未来を作って行きましょう。
中野