中野です
昨日は、不妊テクのフォロー第一回でした。
午前中は基礎体温の見方の復習と、
実際の方の問診票と基礎体温を見ながらの検討でした。
受講生の方の治療院に来られている方の実際の基礎体温も
みんなで検討しました。
この方は、
基礎体温の波が激しくご本人も「排卵してないんじゃないか」
と不安になっていたようですが、
排卵している事や、体温の波の原因をお伝えすることで、
安心して妊活に挑めるはずです。
なにせ、
「不安」や「悪いところ探し」で基礎体温を毎日つける苦しみは、
さらに体調を悪化させますからね。
午後の実技は。
「排泄」をテーマに行いました。
排泄器官は色々ありますが、
今回はいかに門脈に栄養と水分を集めて肝臓で解毒を行い、
排泄させるかを考え手技も細かくゆっくり行いました。
実は僕も最近まで腸をなめていましたが、
今回腸を細かく施術しあうことで受講生の方も「今まで舐めていた」と感じたようでした。
大事なことは「なぜ?」です。
今回は門脈血を意識したので、
どれだけ腸の状態が影響するかを理解することで、
今日からの臨床が変わります。
そして手順です。
マニュアルは人を型に当てはめるので必ずしも良いものではありませんが、
「なぜ?」があるマニュアルは非常に参考になります。
門脈血がしっかり流れるためにはどういう手順が良いのか?
です。
基本的にどの臓器の治療もそうですが、
シンプルに「構造」と「機能」とそのつながりで考えれば非常に多様性が出てきます。
今回は、
門脈圧を下げるために肝臓を細かく施術する方法と、
そのチェック法をやり、
これまでの手技で足りなかった部分がかなり見えたと思います。
そして肝臓が静脈血を受け付けられるようになった状態で、
どう肝臓へ門脈血を送れるかということで、
門脈血のポンプや、そもそも門脈血に栄養や毒素、水分が集められるように腸を細かくチェックしてリリースするという手順で行いました。
そして「なぜ?」第一回が解毒なのか?
これは、
不妊の原因として一般的に色々と言われていますが、
基本人が健康になるため、細胞がしっかり機能するためには、
「排泄」という部分が基本になるからです。
そのうえで、栄養の吸収や免疫(適応能力)が出てきて状態が安定します。
状態が安定しないと、
数カ月かけての成長を経て排卵している卵子が正常な機能をもって排卵できないので、
そういったプロセスを考えて妊活計画を立てることが大事です。
フォローに来られていない方も、
今回の記事内容を参考にしてこれまでお伝えした手技を使ってみてください。
では今日も頑張りましょう。
中野