中野です
今日は、排卵検査薬を使ったタイミングへの応用です。
ただ、使い方を間違っていたり、以前から使っていてそれを使うことに強いストレスを感じている人もいます。
①原理
卵胞がしっかり育つと、LHという排卵を促すホルモンが「ガン!」と出ます。
これによって排卵が促されます。
排卵検査薬は、自分で行う尿検査で、このホルモンがでているのかを確認できるものです。
大体2日から3日間、陽性になる期間があります。
②買い方
実は不妊治療をしている人でも、これの存在すら知らない人もいます。
排卵検査薬は薬剤師がいるところであれば買えるはずです。
ただ、買うのが面倒だったり高いのでネットで大目に買う方も多いです。
③使い方
病院でもらうケースもありますが、なぜか病院から2~3日分しかもらわないケースがあります。
最低でも、一週間はやったほうがいいと思います。
なぜなら、月一回のチャンスを「検査薬がもったいないから」といってチャンスを逃すほうがよっぽどもったいないからです。
ほとんどの方が基礎体温をつけているので、
高温期に入る4日~5日前位からやり始めるといいと思います。
周期が28日~30日で安定している方は、生理から10日目位から始めるといいです。
周期が長い方、短い方は生理が始まる20日前位から使い始めて下さい。
④セックスについて
原理的にいうと、検査薬が反応する3日間の真ん中に濃く反応する時があり、
そこから24時間程度で排卵になります。
そして、精子は子宮の中で3日生きて、卵子は排卵後24時間生きますので、
検査薬が反応し始めたら2日~3日連続か、一日おきに2~3回セックスできればタイミングはバッチリです。
ただし、一番大事なのは夫婦間で一番セックスがしやすい環境を選ぶことです。
どうしても、夫婦仕事で旦那側が毎日終電という方もいます。
そういったかたは、これを使ってあえてタイミングを合わせていいと思います。
僕の場合、
・周期が安定している
・排卵前にオリモノがでる(体のサインがわかる)
・週2回以上セックスをするもしくは、週1回で排卵前に頻度を無理なく増やせる 方で、
・検査薬を使わないことに不安がない
方は、一度検査薬をやって体のことがわかったら、
あとは適当に楽しくセックスをしてもらいます。
本当に、生理周期も乱れていないのに、
わざわざ仕事と病院との両立にストレスを感じて卵胞チェックにいきタイミングを合わせたり、
場合によっては「卵胞の育ちが遅いですね」とか言われて薬を出されたり、
「排卵しやすくしときます」とか言われて注射を打たれるケースが本当に多いです。
まずは自分の「今」と「これまで」を見つめる、
ここがまず不妊治療(という言葉は嫌いですが)のスタートだと思います。
本当に、 あなたの治療院に妊娠にお悩みの方がいたら、ここを伝えてください。
中野