こんにちは。
日本妊活協会の尾倉です。
今日は成功事例をご紹介したいと思います。
今回の成功事例は『多嚢胞性卵胞』で排卵がうまくいかなかったケースです。
その前に多嚢胞性卵胞がどういったものかをお伝えしたいと思います。
Contents
多嚢胞性卵胞って何?
多嚢胞性卵胞とは卵巣を覆う膜が厚く、硬くなってしまうため卵子が排卵しづらくなり、卵巣内にたくさんの卵胞が出来てしまう状態です。
排卵しにくくなった卵巣内にはたくさんの卵胞が残ってしまうため、病院のエコー検査ではネックレスのようにつながって見えるため「ネックレスサイン」と呼ばれます。
こうなると、ホルモン伝達が分散され卵胞が成熟しにくいため生理周期も長くなる傾向になります。
この多嚢胞性卵胞を持っている女性は2割いると言われています。そして毎月の排卵がうまくいかない排卵障害の一番の原因と言われていて、最近は特に多い症状になっています。
多膿胞性卵胞はなぜ起きるのか?
一番の原因は生活習慣の乱れだと言われています。
中でも特に食生活が影響すると思います。
なぜかと言うと実際、多膿胞性卵胞の約3分の1の方に肥満(BMI≧25)が伴うと言われているからです。
さらに残りの3分の2の方には肥満はなくても内臓脂肪が多い「隠れ肥満」や血糖値のコントロールが効きにくくなるインスリン抵抗性が見られるとの報告もあります。
やはり細胞を元気にするのに、生活習慣の改善や食生活の見直しは必須ですね。
多膿胞性卵胞は改善するのか?
先ほども書いたように食生活を改善すれば、多膿胞性卵胞も改善できると考えられます。
なぜそう言えるかというと、生活習慣・食習慣と多膿胞性卵胞の関係を調べた研究結果があるからです。
1歳のアカゲザルに多膿胞性卵胞の誘発因子であるテストステロンを放出するインプラントを埋め込み、5歳半から西洋型の食事(高脂肪+果糖)を与えて、対象群として通常食(低脂肪+低糖質)を与え、両者の卵巣について比較検討を行った。
結果、西洋型食(高脂肪+果糖)のサルは、通常食(低脂肪+低糖質)と比べ全体的に小さな胞状卵胞が有意に増加し、健常卵胞も閉鎖卵胞も有意に増加していました。健常卵胞では増殖能を持った顆粒膜細胞が増加していたが、閉鎖卵胞では細胞分裂抑制因子を持った細胞が増加。ステロイドホルモン合成、炭水化物代謝、脂質代謝、卵巣構築に関連する遺伝子に有意な変化が認められ、この変化はPCOS(多膿胞性卵胞症候群)の卵胞と類似するものであった。
どういうことかと言うと、高脂質、糖質過多の食事は多膿胞性卵胞を増やし、低脂質、低糖質の食事は多膿胞性卵胞を抑制するよってことですね。
ようは好きなものを好きなだけ食べてると排卵障害の原因になるよってことです。
ということは食生活を見直せば・・・
多膿胞性卵胞は改善できる!?
先ほどの報告通りであれば、改善できるはずです。
食生活の見直しとともに、排泄力を上げ、細胞を元気にできる方法があれば、かなりスピーディーに改善できるかもしれません。
排泄力を上げる、細胞を元気にする方法として有効なのは子宝整体。
テクニックマスター養成講座でお伝えしている手技や治療哲学、妊活プログラムはそのために生み出されたものです!
そしてもうひとつ、食の観点からのアプローチで改善を後押しできる方法がファスティング。
細胞を生まれ変わらせるマイナスの健康法として、芸能人やスポーツ選手などが取り入れ話題になっています。
アプローチ①子宝整体
テクニックマスター養成講座でお伝えしている妊活プログラム。
体の細胞を元気にするためには排泄機能のアップは非常に重要です。
なので子宝整体では排泄に関係する臓器、特に肝臓や消化器系にアプローチし排泄機能をアップさせます。
そうすることで、体にとって不要なものを排泄し、必要なものを取り込む力がアップします。
多膿胞性卵胞の改善には、排泄力をはじめ体の機能を高めるのは必須です!
アプローチ②ファスティング
ファスティングとは断食のことです。
普段、大量に消費している消化酵素の浪費を抑え、体の修復や回復である代謝にしっかり使えるようにします。
そうすることで細胞が持つ本来の機能が活性化され、毒素の排泄、細胞内のクリーニング、体内酵素の活性など細胞がイキイキと活動し始めます。
先ほどの報告にあったように食の観点からのアプローチは非常に有効だと思います!
多膿胞性卵胞が改善して、妊娠しました!
実際にこのふたつのアプローチで妊娠された方がいます。
この方は元々無月経があった方で、20代前半から排卵誘発剤などを使用。
そして結婚され妊活をはじめられてから排卵がしにくいことがわかり、検査で多膿胞性卵胞を指摘されました。
毎月卵子がうまく成長してくれないことに不安を感じておられました。
妊活サポートで子宝整体を初めてから元々感じていた腰痛が軽減、冷えなども改善してきていましたが、排卵が上手くいかないことからファスティングを実施!
5日間の子宝ファスティングを無事終了され、終了日に病院で検査すると・・・
たくさんあった卵胞がなくなり、
1個の卵子がしっかり成長していました!!
と報告をいただきました(^^)
そして何とその周期のタイミングで妊娠されたことがわかったんです!
体の力を引き出すのが治療家の仕事!
僕たち治療家が目の前の方に出来ることは、体の力を活かす環境をつくること。
そして僕たちの治療院に来る患者さんが出来ることは、体が働くための材料をそろえること、そして力を活かせる環境を守ること。
さらに治療家と患者さんが一緒に出来ることは、人間が本来持つ力、細胞の力を信じること。
この3つがしっかり回り始めれば、体が持つ機能はフルに発揮され健康で元気な赤ちゃんを授かることにつながると思います。
患者さんが健康で笑顔で過ごせるように、整体、食、運動、心など色んな角度からアプローチをしてみてくださいね。
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