中野です
今日も、健康と不妊と病院治療というテーマでお伝えしています。
これを、知って受け入れることで、あなたがもっと不妊症の方と信頼関係を気付いてサポートしていくことができるようになります。
今日は、不妊治療を続けてきた方がどんな問題を抱えているのかを整理したいと思います。
まずは、
①薬
細かく言うと、オリモノとの問題や内臓との関係等ありますが、基本的に長期使用していいものではありません。前回お伝えしたように、自分の力で周期を整えることができなくなったり、副作用がでてきます。
②自分に対する否定
臨床で向き合っているとこのように感じます。
「自分の体が悪いんだ」「自分が我慢すればいい」を追い込んでしまう方が多い印象です。
③環境に対して否定的になってしまう
「相手のちょっとした一言」「妊婦さんや子供をみると」「年賀状などで子供と友人が写ってる写真」等に対して、落ち込んだりしてしまします。
中には、「こういったことに対して嫌な気分になる自分」に対してさらに嫌になるという方も聞きます。
④やりたい事を我慢してしまう
もともとやっていたスポーツや、楽しくやっていた趣味に対しても、時間的にも金銭的にも、「私が我慢しなければ」という精神的にも辞めてしまう傾向にあります。
⑤セックスレス
これは、特に大きな問題だと僕は思います。
タイミングを検査薬などでとるようになると、「この日がタイミングなのに旦那は出張」「疲れてセックスできない」逆に、「セックスしたいがタイミングではないからやらない」といったことを繰り返すうちに、セックスレスになってしまう方も多いです。
加えて、旦那さんの「お前に任せる」という言葉が、協力的にともとれる一方「私が頑張らないと」という思いにもなっている方が多い印象です。
妊娠しやすい体質と逆行して行っています。健康に向っていくなら「逆でしょ?」って思いませんか?
特に体外受精をこんなに心身とものボロボロになってから最後の砦として行うという常識は変えるべきですね。
中野