中野です
今日は、不妊治療を長く続けている方の心境についてお話します。
僕の治療院には妊婦さんも当然いらっしゃいます。
先日、来た妊婦さんのお話ですが、
お一方は、
なかなか妊娠しないので病院に行くと、大きな子宮筋腫があることが分かり、
いよいよ不妊治療に突入という段階でしたが、その前に自然妊娠しました。
この方は、「とにかく妊娠して毎日が楽しい」とおっしゃっていました。
一方、もう一方は、
もう長い事不妊治療をしていて、たとえ妊娠してもすぐに流産を繰り返しているかたでした。
この方も、先日妊娠しました。
でも表情がかなり暗いのです。
理由は、「まただダメかもしれない」という気持ちと、
「喜んで、あとで落ち込むのが怖い」ということでした。
そこで、「妊娠したことを少しでも前向きにとらえましょう」「その方が、その子は成長していきますよ」というお話をしました。
すると「そういえば私、妊娠して喜んだこと一度もなかったです」「妊娠するといつも怖くて」
と言って、気持ちが楽になったそうです。
まだ、現在では安定期に入り、胎児もこの方の体調も順調です。
たしかに、喜んでもし何かあった時に大きく落ち込んでしまう怖さはあるとおもますが、
妊娠に対してストレスを抱えていることはよくありません。
妊娠って不思議なことに、ちょっとした気持ちの変化が大事なんです。
そう感じています。
ちょっと、友人に気持ちを打ち明けることができた。
ちょっと、職場の人に話せた。
ちょっと、家族に思いを伝えられた。
あなたが、そのきっかけを作ったり、あなた自身がチョットでも受け止めることで相手の方の心と体は大きく変わることがありますよ。
テクニックと同等に大事な部分です。
もちろん結果も大きく変わる事もあります。
中野