人工授精を提案すべき事例①(本当の人工授精の適応)

人工授精を提案すべき事例①(本当の人工授精の適応)
人工授精を提案すべき事例①(本当の人工授精の適応)

中野です

 

今日から、相手の方に病院の治療をすすめた事例を紹介します。

 

薬も含めて病院の治療に対して、ニュートラルである事が必要だという話は何度もしています。

 

要は、

病院 ⇒ 検査と処置

治療 ⇒ 相手の自身

という事です。

 

 

それを考えるとニュートラルにはなれますが実際には、病院側はそう思って治療していない場合が殆どなため、

結果的に「その薬」「その人工授精」「その手術」は必要だったのか、その前にできることは無かったのかと思うことが多々あるという事です。

 

 

ただ、やはり検査や処置が必要になる場合もあります。

 

 

特に人工授精や体外受精です。

 

この場合、

自然妊娠との違いやメリットとデメリットを考え、

そしてどういったケースは人工授精や体外受精をすすめるのかという事を自分の中である程度決めておくべきです。

 

 

では、自然妊娠、人工授精、体外受精の違いは何か。

 

 

その為には、妊娠の仕組みというか流れを知ることが一番分かりやすいです。

 

簡単に説明すると、

 

セックスをして、射精をすると精子は膣から子宮に入っていきます。

 

 

この時に精子にとって大きな試練があります。

 

それは、膣から子宮内にたどり着くまでに子宮頚管の状態や、粘液(オリモノを含めた)の状態によってどの位精子が子宮内に入れるかが決まるからです。

 

例えば、

1.ホルモンや子宮の感受性、薬の影響でオリモノの量が少ない

2.セックスに気持ちよさを感じれず粘液が出にくい

3.膣や子宮の収縮が悪かったり頸管の状態が悪い

4.精子の状態が悪い

 

場合には、どんなに射精しても精子が膣から子宮へたどり着けません。

 

 

病院の検査だと「フーナー検査」というものがあり、

セックス後に子宮頚管の粘液を採取して精子が子宮にどれだけ辿り着いてるかを検査できます。

 

 

「人工授精とは、ただ単に直接精子を子宮内に届ける」

 

という「処置」です。

 

なので、精子を卵子を体内から取り出して受精させる体外受精と比べると自然妊娠に近く、

費用も全く違います。

 

ここを男性が理解しておらず、「人工授精も体外受精も嫌だ」と言っている場合もあります。

 

 

さて、

人工授精は、先ほど説明したフーナー検査で結果が悪い場合に人工授精適応となるはずです。

 

が、

 

病院でフーナー検査を行うことは非常にまれです。何故なのか分かりません。

超重要なのに・・・。

 

 

病院で人工授精をする場合、

 

1.マニュアル的な流れ

⇒ 半年位のホルモン療法とタイミングがダメなら人工授精に移行

2.精子の状態が悪い

⇒ 問答無用で「自然妊娠無理ですね」と言われる場合が多い

 

この2つがほとんどです。

 

僕は人工授精という「処置」は必要な場合はあると思います。

しかし、この2つの流れは良いと全く思えません。

 

 

次回はその理由と、どういった場合に人工授精をすすめるべきかをお話します。

 

中野

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