不妊症の治療とは
不妊症と診断されて「じゃあ治療しましょう」となっても、「何をするの?痛いの?費用は?」など気になりますよね。
日々医療は変わっていきますが、不妊治療は大きく3つに分けられます。
✅タイミング療法
✅人工授精(ホルモン療法)
✅体外受精(高度生殖医療)
※子宮筋腫や卵巣嚢腫がある場合、不妊治療より先に外科的な処置を行う場合もあります。
まずはタイミング療法から入り、
タイミング療法→人工授精→体外受精
ステップアップが一般的です。
ただ、ステップアップするのに1年~2年はかかることもあり、年齢を考えて先に体外受精を望まれる方もいます。
体外受精→人工受精→タイミング療法とステップダウンをしていくこともあります。まずは自分がどうしたいのか、きちんと考えてお医者さんと相談することが必要ですね。
タイミング療法
今は共働きの夫婦も多く、お互い多忙で性交渉の時間も取れない、ということを耳にします。夫婦で話し合い、折り合いをつけながらまずは排卵日のタイミングを合わせることからはじめましょう。
「排卵2日前くらいにタイミングとったら妊娠しやすいよ」なんて耳にしますが、スマートフォンのアプリや基礎体温だけで排卵日を正確に判断することはできません。病院に行って正確な排卵日を診断するために検査をしましょう。
ここで生理に乱れがある、いつ生理が来るか分からない、という人はタイミングが取りづらいので、まずは「生理不順を整える」ことが大切です。
タイミングは何時なんだろうか?と待つだけではなく、生理不順を整えるべく、食生活の改善、寝る数時間前にはスマートフォンを見ないといった生活習慣の見直しなど、できることはたくさんあります。
人工授精
タイミング療法でうまくいかなかった場合、人工授精に進みます。
検査により正確な排卵日を推定し授精日を決め、当日朝にご主人に採精していただき、精液中の雑菌を除去すると共に状態の良い精子を集め、これを子宮内に注入します。
人工授精は比較的自然妊娠に近く、5回程度行って15~20%程度の妊娠率です。
体外受精
体内から取り出した卵子と精子の受精を体外で行う治療です。受精が正常に起こり、細胞分裂を順調に繰り返して発育した良好胚を体内に移植します。培養士が育て、可能な限り良好な胚を選んで腟の方から子宮内に胚移植します。
お医者さんは年齢や状況によって判断するため、どの療法を勧めてくるからは人により変わりますが、まずは体外受精というスタンスの病院もあります。
「精子と卵子が出会う、受精する、受精したものが分割する、分割して着床する」このように体外受精は出会いをサポートします。
体外受精をやってもうまくいかない場合、出会いをサポートしてもらったとしても、分割する・着床する、というのはご自身の体の問題となります。
ですので、体外受精をする際、そこを乗り越えられるような体つくりが必要となってきます。
このように、どの療法を選んでも、結局は普段が大切です。
食生活や生活習慣、まだまだ改善できる!と思う点があれば、ぜひやってみましょう。
何をしていいか分からない場合はお近くの病院、もしくは日本妊活協会所属の子宝整体師までご相談くださいね。