中野です
今回は、あなたのところに来られた方の症状や検査結果と妊娠とをどうつなげるか
というお話をシンプルにしていきたいと思います。
ますは、生理痛です。
生理痛は、腰痛専門や肩こり専門の治療院をやられている方でも、よく遭遇すると思います。
もしくは、相手の方があなたに伝えてないだけかもしれません。
まずは、問診票で必ずリサーチしてください。
シンプルで一番大事なことを言います。
全ての、症状に関して「妊娠」と「子供の健康」を意識してください。
10代や20代前半で、現在結婚をされてない方でも、あなたがその方の将来のことを考えてください。
そもそも月経ですが、「妊娠」という視点で言うと、子宮のお掃除です。
なので、痛みはそれが上手くできないサインですので、
生理痛というよりも「月経障害」ととらえてください。
なので、痛みがとれただけではあまり意味がありません。
しっかり、月経が経過されているかをチェックしてください。
ポイントは「月経の期間」と「月経量」です。
後々では聞きにいですし、相手の方も答えにくいと思うので、
はじめの段階で、聞いておくおいいと思います。
痛みも、月経をしっかり経過できれば、なくなってくるはずです。
そういう視点を少し持ってみてください。
そして、相手の方にもそういう視点(気づき)を与えてください。
これが本当に相手の人生を変えます。
なぜなら、
月経がうまく経過できていないということは、
子宮の掃除ができていないということです。
子宮の掃除ができていないということは、
汚れが子宮にたまります。
その汚れは、炎症を起こすサイトカインが含まれているので、
痛みや子宮内膜症をおこします。
子宮の環境が悪いということは、
そこで妊娠しにくいだけでなくそこで育つ胎児に影響を及ぼします。
通常、子宮内膜症の治療方法は、
「月経を薬で止める」または「妊娠をすること」です。
これは、治療ではなく処置になります。
本当に痛みが辛いかたへの「処置」としては必要になる場合もあると思います。
月経がうまくいくように、
・骨盤の動きがしっかり出ているか
・骨盤の動きが出るために骨盤腔内が良い状態か
・骨盤腔内の状態のために、腹腔内の状態はどうか
月経という「排泄」という能力に対して、
体全体の「排泄」はうまくいっているのか?
月経を作るホルモンの状態のために、
・ホルモン代謝に関わる肝臓の状態はどうか?
・性ホルモンに関わる脂質のとり方はどうか?
・ホルモンバランスにかなり影響する心の面はどうか?
月経時に子宮を収縮させるプロスタグランディンが、
・過剰に出ざるを得ない環境はないか?(臓器の血行)
・プロスタグランディンの質はどうだろうか?(油のとり方)
色んな視点があります。
これ、本当に大事です。
当たり前のことですが、必ず意識してください。
そして一緒に、
私たち日本妊活協会の理念である、
①妊活という時間に「価値」を生み出す
②その価値とは「健康な子供を産める体」「子供を健康に育てる知恵」 を身につけること
③それによって、今の妊活世代だけでなく、子供達の世代を見据えて「不妊をゼロに」を
目指していきましょう!
中野