こんばんは、日本妊活協会理事の浅井です。
今日は50年くらい便秘という方の症例報告をお話しします。
この方が便秘を改善するまでの施術回数は1回でした。
実際に私が手技でどう改善させたかをお伝えします。
この患者さんは50代半ばの女性で妊活中ではありません。
不妊症と便秘の関係性が大いにあり、
便秘の改善のみで妊娠に繋がることも多々ありますのでご紹介いたします。
「50代女性」
【主訴】
・首から右上肢にかけて放散痛
・右上肢のROM制限有
・慢性的な肩こりや頭痛有
・四肢の末端に冷えを感じる
まず触診、検査をしていくと、
・C6,7
・右胸鎖関節
・左側頭骨、左頭頂骨、SBSが伸展でロック
・S状結腸、左の卵巣
・肝臓、すい臓(←特に)
に反応がありました。
S状結腸、左卵巣、すい臓で下部頸椎の反応が消え、
左のアステリオン、プテリオンからアプローチし1次呼吸が深くなり終了。
上肢への放散痛は残りましたが、首、右上肢の可動域制限は改善。
2回目、ご来院の際、
「便は週に2回、良くて3回やったのが毎日出るようになってびっくりしてます。幼稚園くらいから毎日出た記憶が無い。」
とおっしゃってました。
毎日出ることに逆に慣れてなさ過ぎて仕事行く前に困っているとも仰ってました。
要らないものが出てるのに困らないで欲しいですね(笑)
主訴は右上肢への放散痛でしたので便秘があることは2回目に初めて聞きました。
現在まで計4回、3週間毎日出ているとのことです。
便秘は腸内環境とか言うかもしれませんが、
特に反応の強かったすい臓は3大栄養素をすべて消化するはたらきがあり、
この方の便秘をつくっていたと思われます。
冒頭でもお伝えしましたが、不妊と便秘はリンクしています。
「悪いものを出せないと良いものは入ってこない」ということです。
不妊の方を施術する上で便秘の改善というのも指標に入れてみてください。
また臨床報告させていただきます。
長居あさい整骨院・あさい整体
浅井一将