不妊症とは?
一般的には、20代の男女がタイミングを取って妊娠する確率が約30%であり、1年間タイミングを取って妊娠に至らない場合は不妊症という定義があります。
しかし不妊という言葉の定義は元々「妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、2年間妊娠しない状態」だったのですが、2年から1年に変更になりました。
不妊症と診断されても出来ることはたくさんあります
定義が変わったことで、「自分は不妊だと思う」という人が増えてしまいました。
しかし、不妊症だと思い込んでいるだけで、気持ちひとつ変わるだけで妊娠する方も事実おられます。
20代の男女で妊娠率が30%だとすると、残りの70%は不妊ということになってしまいますが、タイミング取れない夫婦もいるでしょうし、「不妊症」という定義が一人歩きしているようにも思います。
また、不妊症だと思い込んでいる方の中には、中高生の頃に生理痛や婦人科の悩みがあり、病院で「将来不妊になるかもよ」とさらっと言われることが結婚後に思い出し、急に不安になるケースも見受けられます。
だから大丈夫だよ、もっと気楽に構えていいよ、とは言いません。
今はブライダルチェックもありますし、検査によって不安になることも安心することもあるでしょう。(ブライダルチェックとは、主に結婚・出産を控えた女性が「出産が望める身体かどうか」を検査する為のものです。)
大切なことは、検査によって「あなたの今の状態」が知れること。
食生活や生活習慣の見直し、不足する栄養素はサプリメントで摂取、生理痛などの婦人科系疾患がある方は体質の改善など、今から出来ることはたくさんあります。
過度に不安にならずに、お近くの不妊専門のセラピストや医療機関に相談しましょう。
あなたの人生です。そして親になろうとしているのなら子どもが巣立つまで預かる身でもあります。きちんと向き合い、人生を歩んでいきましょう。