こんにちは。日本妊活協会代表の中野です。
今回は、「逆子」についてご質問がありましたので、
僕のできる範囲ですがお伝えします。
Contents
妊活と逆子は関係します!
講座では妊娠までを中心に知識やテクニックをお伝えしていますが、
妊娠前の体作りや、セルフケアについては妊娠後にもそのまま影響します。
悪阻、流産、逆子、早産等もです。
ご質問頂いた方からは、
「1人逆子が治せなくて悔しかった。どうすればよかったのか・・・」
と言っていたのですが、
僕自身は、
「○○して逆子を治す」という考えはあまりないんですね。
妊婦さんへの対応のシンプルな考え方
凄いシンプルな考えなんですが、
妊婦さんと胎児へのアプローチ(今回は構造面のみにフォーカスします)は、
「母は子供に譲る」
という考え方です。
何を譲るかは、
・スペース
・栄養
です。
そのために、体を変化さえて適応していくんですね。
ホルモンバランスを変え、
体の体積を変え、
内臓の感受性を変え、
自分以外の生命を宿して、しかも成長していくわけですから、
これはその女性の体の歴史からしたら異常事態なわけです。
それに適応できる体力が必要なわけです。
一方、子供は生きていかなければいけませんから、
生きていくためにスペースを探してお腹の中で成長していくんです。
発生学と産科の教科書を照らし合わせてみてください
非常に面白いですよ。
なぜ、その時期に悪阻があるのか?
なぜ、その時期にお腹が張るのか?
なぜ、その時期に動悸がするのか?
例えば、
お腹が張るのっていつだと思いますか?
教科書的には9ヶ月です。
結構後ですよね?
その前にお腹が張る方というのは、
・子宮が緊張している
・腹腔内圧が高まっている
だいたいどちらかです。
子宮が緊張している場合は、
精神的な面や頭蓋骨の緊張が多いです。
腹腔内圧が高まってる場合は、主に内臓疲労です。
逆子って子供が自分を守るための行動なんですよ
そうやって、子供にとっての居場所が窮屈になった場合、
子供は特に「頭」を守らなければなりません。
子宮の緊張や、内臓の重力による重みに対してです。
多くの逆子の方の場合、
こういった「子供が自分を守れる環境」を作れればひっくり返る(元に戻る)事が多いです。
妊婦さんって凄いんです。男性諸君、リスペクトしてください。
その他、
妊婦さんの胸郭は通常より緩んで、本来呼吸能力は高まります。
一回換気量は3L位上がります。
なぜなら、胎児を含め体積が増えるので。循環器を含め内臓がメチャメチャ活動するからです。
循環器だって、通常の1.5倍位の体液を循環させるわけです。
これも、
子供にスペースと、栄養を譲るためです。
こういった体の変化を起こす体力が必要なんですね。
そういった意味で、
妊娠前に体を整え、体力をつけておかないと、
お母さんが辛い=子供も辛い
という事になります。
そして、とても大事なのは夫婦の支え合いですね。
というより、旦那さんの理解(我慢?)ですね。
だから、
妊活の時期に、体作りやパートナシップを大切にすることを、
僕等は意識して妊活をサポートしています。
参考になれば嬉しいです。
また、5月から妊活サポートの講座がスタートします。
あなたが地域の妊活サポートのリーダーになってください。
説明会&プレセミナーでもガッツリ濃い内容をお伝えします。
こちらからご確認ください。
http://funinseitai-pro.com/ps6/mind.html
中野