中野です
現在は、病院で治療を受けておられる方が治療院に来た時の対応についてお話しています。
今回は体外受精です。
体外受精をやられている方は、とにかく非常に病院の治療に詳しいですので、
まず、そこの知識で戦わないことが大事です。
それよりも、
不妊治療についてどう考えていて、どうしたいかが大事です。
これも、タイミング・人工授精と同じですね。
・期間
体外受精をやられている方は、すでに長い期間不妊治療という人生を歩んでます。
その期間でどういうことやってきたかを聞いてください。
結婚がいつで、すぐに子供をつくろうと思ったのか?
そして、どう悩んではじめの病院受診をして、タイミングや人工授精をしたのか?
そして、どういう思いで体外受精に踏み切ったのか?
詳しい治療動向より、心と体がどういう変化があったのかをよく、聞いてください。
・生活の変化
タイミングや人工授精より、一歩先に、子供を作るためのステップにいったといういことは、
セックスで子供は、私たちは無理なんだという思いから、多くの方がセックスレスになっています。
セックスというのは、女性の性器にも脳にも刺激がはいる、生殖能力を高める行為です。
少しづつ、セックスへの気持ちに変化をしてもらい、
セックスを定期的に出来る「心」の状態へ持っていけるといいとお思います。
・採卵日
採卵をすると、たいていの病院は排卵誘発剤を使い、沢山の卵をとります。
なので、排卵日のあとは、卵巣が腫れたり痛みがでるので、聞いておいてください。
・次回の日程
一ヶ月位の方は、あまり気持ちの変化を与えずに、体の調子を整えほうがいい場合が多く、
3ヶ月以降空く場合は、一旦気持ちの上で区切りをつけて、自身の体に目を向けてもらい、
次回の体外受精までのあいだに、健康問題を一緒に解決できるように頑張ってもらいましょう。
・今後について
不妊治療を今後、どうしていきたいのかということです。僕はこう聞きます。
「今回は縁があって、整体という選択をされました。
しかし、もし僕の治療院にたどりつかなかったとしたら
今後の不妊治療はどうしていこうと考えていたんですか?」
そうすると、
・今回でもやめようと思っていました。
・やめたいけど、やめるきっかけがなかった
・~歳までは続ける
など、本人の不妊治療への本音を話してくれる場合が多いです。
そうやって、何回か来ていただく中で、自分の領域を分かってもらいサポートができるといいと思います。
中野