子宮内膜症は子宮だけのアプローチでいいのか?

中野です

 

これまで内膜症についてのお話をしてきました。

やっと内臓治療についてです。大事なのは、

・目的

・イメージ

です。

 

だから、内臓治療に入る前に、

内膜症に対してどんなイメージで向きあうかを話してきました。

 

これまで、内膜症の問題点と対処に対するポイントとして、

・子宮の生殖機能の向上

・ホルモンバランスを整える

・免疫を正常化する

 

ということでした。

 

今日からそれぞれに対して内臓を絡めて解説していきます。

今日は、「子宮の生殖機能の向上」についてです。

 

こういった場合、硬くなった子宮を柔らかくしたり

、 骨盤の調整をイメージする方も多いと思います。

 

ただ、いつもお伝えしてるように、

「なぜ?」が大事です。

 

経験上、この「なぜ?」を解決すれば

子宮や骨盤へのリリースや矯正はほとんど必要ありません。

 

そして、妊婦の治療になった時に、

「なぜ?」を考えずに骨盤矯正等を行うと、胎児が嫌がります。

 

妊活で最も大事なスタンスは「元気な子供を産む」ということなので、

単純に子宮や骨盤矯正という治療にならなにように気を付けてください。

 

なぜ?子宮が歪むのか。

 

当然、骨格の歪みによって床反力や重力の補正で、

内臓や子宮の歪みもでます。

 

ただ、内臓治療を考えるときは、

・構造的ストレス

・システム的なストレス

 

を考えてください。

 

構造的に考えると、子宮は腹腔の下にありますので、 かなり腹腔の内臓の状態の影響を受けます。

多いパターンとしては、 肝臓の重さ、横隔膜の下垂等の影響です。

 

子宮の硬さや歪みを確認したら、

まず、肝臓や横隔膜の調整をして腹腔内全体の状態を改善して、

もう一度子宮をチェックしてみてください。

 

かなり改善してるはずです。

 

残った歪みや緊張に対しては、 腎臓へのアプローチをしてみてください。

特に左の腎臓です。

 

また、便秘によって腸が重くなったり歪みが起こり、 結果的に子宮を圧迫しているケースも多々あります。

 

こういった場合、 単に腸をマッサージしてもだめです。

 

食べたものがしっかり吸収できるように、 肝臓、胆嚢、すい臓へのアプローチは必ず必要です。

 

子宮へのアプローチはこういったことをふまえて行ってください。

 

そしてこういったことは

単に妊娠しやすくするというものではなく、

 

私たち日本妊活協会の理念として、

①妊活という時間に「価値」を生み出します

②その価値とは「健康な子供を産める体」「子供を健康に育てる知恵」 を身につけることです

③それによって、今の妊活世代だけでなく、子供達の世代を見据えて「不妊をゼロに」を目指しています。

 

という妊娠した先を見据えてのアプローチであり教育です。

 

意識していきましょう!

中野

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