中野です
今日は、病院選びについてです。
これはとてもよく相談されることです。
病院を利用するにあたって、まず考えておくべきことは、
・検査を受ける
・治療(処置)を受けiる
を分けるということです。
当たり前のようで実は当たり前のことではありません。
日本人は本当に病院お任せ医療になっています。
そして、病院で検査を受けると「とりあえず」ということで薬や注射、場合によってはすぐに「体外受精をしたほうがいい」と言われて、言われるがままに治療に入るケースも多いです。
これは、病院の治療を否定したいのではなく、受ける側がしっかり目的を持つことの重要性を伝えたいんです。
これは相手の方に必ず伝えてほしいです。
病院では基本的に選択肢は検査、薬、手術しか提示されません。
場合によっては「治療しないなら来るなよ」と言われ、ショックを受ける方もいます。
病院によって、先生の態度、治療方針、治療代が大きく異なります。
先生の態度については、
こればかりは相性があるので会ってみないとわかりません。
治療方針としては、
・体外受精をやることが前提
・とりあえず6周期はタイミングと人工授精をやる
・家族が心配するほどものすごい薬を使う
・できるだけ薬を使わないで体外受精も行う 等
いろいろあります。
また、治療代に関しても、
・成果にかかわらず体外受精のお金がかかる
・成果報酬
といった場合があります。
基本的には、相手の方本人が自分で調べることが大事ですが、
こちら側もある程度近隣の病院の特徴を知っておくといいと思います。
そして、何より大事なのは、
・口コミは絶対に当てにしないこと
・病院で検査目的なら、検査目的とハッキリ伝えること
を相手の方に伝えてください。
不妊治療の現場は結果が0か1です。
しかも体外受精の成功率はいい病院でも3割程度です。
そのため、どんなに素晴らしい技術と哲学を持っている病院や医師でも、必ず悪い噂が立ったり悪い口コミが書いてあります。
逆に、「体外受精する気がないなら来るな」とか「年齢的にあなたは母親になれない」など平気で言う医師でも、そこで成功してしまえば、良い口コミが書いてあります。
極端な言い方ですが、妊娠した人がいい口コミを書いて、
妊娠しなかった人が悪い口コミを書いている場合があります。
実際に行ってみて相性を確かめることをすすめています。
そして、その際に大事なのは、病院の治療に巻き込まれないことです。
しっかり自分の意見を伝えられるように、一緒に現状や今後の希望を整理してあげてください。
例えば、
・検査だけ受けたい
・薬を使いたくない
といった事を、
それを医師にしっかり伝えられるようにしてください。
中野