こんにちは。
日本妊活協会代表の中野です。
先日の説明会で受講生の方から、
「男性も施術した方がよいのでしょうか?」という質問を頂きました。
今日は、これについて大切な事をお伝えしようと思います。
Contents
男性に対してのアプローチは施術が重要か?
僕は男性に関しては、
施術したほうが良いかという視点ではあまり考えていません。
それよりも、パートナーシップの改善がとても大切です。
良い夫婦関係とか、悪い夫婦関係とかでは無く、
妊活という二人の人生に関わることに対して、
その思いや感情を伝え合っているかという事です。
日本妊活協会の「妊活」に対する理念は、
妊活の時間を大切にして欲しいという事です。
夫婦間系が子供の健康にも影響する
元をたどれば、
僕自身が小児専門で治療院をスタートしたことから始まっています。
子供のアトピーや疾患は胎児の時の母親の影響を受けるかどうか。
正直エビデンスという部分では分かりません。
でも発生学的に考えるとかなり影響はするはずです。
こういった生まれ持った個性に加えて、
産後の習慣は大きく影響を与えます。
でも、生まれ持った体質や生活習慣で作られた体質といった、
身体的な面と同じくらい影響を与える要素があります。
子供の健康に、食べ物だけでなく夫婦間の心の問題も影響する
それは、心の問題です。
僕は、
赤ちゃんという短い時間に、お母さんが症状ばかりに意識がいってしまい、
子供を十分に可愛がることができないお母さんを沢山見てきました。
そして、僕も娘がアトピーだったので、少し掻く音がするだけで神経質になってしまう気持ちがよく分かります。
そして、小児アトピーだけでなく、夜尿症、夢遊病といったお子さんのお悩みを見ていく中で、
多くの症状が、子供がお母さんに出しているサインなんじゃないかって気づきました。
理由は、
お母さんが気づくだけで症状が変わることがよくあったからです。
特にお子さんの「寂しさ」という感情が多かったです。
ただ当時はそこでお母さんにばかり「気づいて、変わること」を求めてしまっていました。
でも、実は子供がお母さんに感じている「寂しさ」の多くは、
子供以前に、母さん自身が感じているものもかなり多いという事に気づきました。
つまり、パートナーシップが子供の症状へ影響しているという事です。
殆どの、お母さんが家庭で感じている寂しさは、夫婦のコミュニケーションにありました。
妊活は、パートナーと向き合う機会だと思っています。
以前、僕の協会のセミナーに受講された方で「養子縁組のサポート」をされている方がいました。
その方がおっしゃったのは、
「不妊症で悩み、夫婦で真剣に自分達や人生について向き合って、一緒に悩んで、一緒に答えを出したご夫婦は。養子縁組を組んだ後、本当に幸せな人が多い。しかも子供さんが、本当にご両親に似てくるんです。不思議ですよ。」
という事でした。
何を持って幸せかは、よく分かりませんし、
人の幸せに首を突っ込むつもりもありませんが、
妊活は、ご夫婦で今後の人生に一緒に向き合うチャンスだと思います。
夫婦のぎくしゃくの殆どが勘違い
そして、妊活をしてく中で夫婦仲が悪くなっていくという話をよく耳にしますが、
本当に思うのがその殆どが「勘違い」だという事です。
女性側が男性側に感じている事、
男性側が女性側に感じている事
これがただの思い込みが多いという事です。
本当は、お互い歩み寄りたいし、しっかり話したいし、感情を出し合いたい。
でも、勇気が無くてできなままの方が多いです。
そのままどちらかが鬱になったり、離婚したという話も耳にします。
そして、逆に思いや感情を出し合う事ができると、本当に夫婦の絆が深まっていくのを見てきました。
そして、これだけで妊娠される方も少なくありません。
「諦めたら妊娠した」
というお話しの真実はここにあるのではないかと思っています。
改めまして、
男性の施術をした方がよいのか?
必要ならするべきです。
ただ、「男性は」という視点より、ご夫婦の気持ちや感情の架け橋になる事が最も大事だと思います。
では何をすればよいのか?心理学を学ぶべきなのか?
ご夫婦の間にある「勘違い」を無くすために必要なスキルは、
沢山あると思います。
ただ、特別なカウンセリング能力やスキルが無くてもできます。
逆に、我々が色々意図しない方がよいのではと思います。
単純に気持ちや感情に気づいてもらい、
背中を押すことかなと思います。
それを男性側にやる事が多いです。
そうやって妊活を切っ掛けに夫婦で素直な関係を持てると、
お子様ができた後の家庭の幸せにも大きく影響するのではと思っています。
是非、妊活にお悩みの方がいらっしゃいましたら、
ご夫婦それぞれに妊活に対する思いや感情をお聞きし、夫婦間の架け橋になってください。
P・S
不妊症の方を治療院で受け入れたいという方が感じている不安は、
施術よりもカウンセリングにあると感じています。
僕達と一緒に勉強し、自信を持って相手の方に向き合えるようになりませんか?
5月から講座が始まります。説明会が4月上旬にありますので、是非ご参加ください。
http://funinseitai-pro.com/ps6/mind.html
中野