来院されている方から「どんな食べ物が妊娠に効くんですか？」
という質問を受けることが良くあります。
今は情報社会なので「不妊 食べ物」で検索すれば幾らでも出てきます。
でも僕の考は、
前提として「子供の健康」と「教育」というのがあるので、
「妊娠するために食べる」人は「妊娠したら食べない」人になります。
これは好きではありません。
そしてそれは次第に「○○を食べないと妊娠できない」という観念に変わってきます。
これは病気です。これも嫌いです。
なので、基本的に
「食べたいモノ食べればよい」
になります。
その食べたいモノは「妊娠したいんだから、妊娠に近づいてると実感できるもの」です。
なので、「食べて効果があったもの」で良いと思います。
なので、
「体温が上がった」「生理痛が減った」「月経血がきれいになった」「体が軽くなった」
「痩せた」「肌がきれいになった」
これ全部妊娠に近づいてるんでこれを実感できればいいと思います。
そしてこれらは、
全て「解毒」「吸収」「代謝」「抗酸化」を意識すれば良くなるはずです。
これを満たすのは、
１．腸内環境
２．微量で沢山の種類の栄養素を入れること
３．栄養の吸収を邪魔しないこと
以上です。
ちなみに葉酸を含む多くの栄養素は腸内細菌が作ってくれます。
１．腸内細菌に関しては
小腸の細菌増えすぎ ⇒ 食べ過ぎ
大腸の細菌が少ない ⇒ 餌がない
が問題になります。
なので食べ過ぎを減らし、餌（消化に悪いもの、発酵もの）を食べることが大事です。
食物繊維等ですね。
穀物類や野菜、キノコですね。
２．微量で沢山に栄養素を入れること
特にミネラルは、微量でできるだけ多くの栄養素が必要です。
こういった多くの栄養素は、実は「自然なものを自然な形」で取ることが大事です。
そしてこれが一番簡単です。
人間はバカなので、食べ物からあえて栄養をそぎ取って食べています。
・白米 ⇒ 玄米または分付き（ただし農薬注意）
・野菜 ⇒ 皮ごと
・食塩 ⇒ 岩塩や藻塩
・白砂糖 ⇒ てんさい糖など
・種や海のものを毎日少し取り入れる
こんだけで、今の生活よりも食物繊維やビタミンミネラルはよっぽどとれます。
しかも、簡単、努力なし、妊娠したあとも自然と続けられる、家庭の健康につながる。
言う事なしですね。
サプリに何万も使うなら、チョイと高くて旨い調味料や野菜を食べる方がいい。
栄養あるし、毒少ないし、旨いし。
３．栄養の吸収を邪魔しない
一番は油です。特にいろんな処理を施された「食物油脂」。
サラダ油やこの加工食品に添加されている「食物油脂」を体になるべく入れないこと。
この油は、取り過ぎると代謝過程で生理痛や炎症を過剰に促す成分が作られます。
お菓子やケーキは毎日のご褒美どころか、体は「勘弁してくれ」と言っています。
あとは、食べ過ぎですね。
そして食器洗いのCMで「こんな頑固な油汚れも落とす！」とかやってますが、
「食器に油がこびりつくようなもん体に入れて気持ち悪くない？」って思わないのかって話です。
まとめると、食べ過ぎ・油・調味料・食べ方を変える。
マゴワヤサシイ（豆・ゴマ・ワカメや海藻・野菜・魚・シイタケ・イモ類）まあ和食ですね。
ああまた、「当たり前じゃね？」って話になってしまいました。
まずは最低限ここまでは行ったうえで、
その人の症状やサインに合わせて処置的に
「妊娠に良い」「冷えに良い」「女性ホルモンを増やす」
と言われてる食べ物食べて、体の変化を見るといいと思います。
僕は豆乳ヨーグルトはだいたい進めます。
・簡単に作れて
・腸に良くて
・タンパク質もとれて
・簡単にドレッシングやマヨネーズになるし
・食物性エストロゲンも取れます
ちなみに「肉が良くない」と思い込んで食べない人がいますが、肉はほどほどに食べたほうがいいです。
参考になれば幸いです。
中野
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